子どもの頃からの、この景色を守りたい。
大分県日田市君迫町でぶどう農家を営む「松岡葡萄園」の松岡さん。
実家が農家で松岡さんは3代目。就農3年目。
日田市を一望できるような高台にあり、時が止まったような感覚を覚えるような場所に大きなハウスが3棟。
そこが今回の取材先である松岡葡萄園。

家族でつなぐ土地と味。
今日は摘粒作業をしてるんですが、僕と奥さん、親父と、大叔父さん、それに2年後に新規就農予定の中島くんの5人で進めてます。
-ハウスの中は、市外出身の奥さんへの日田弁講座をしながら賑やかな雰囲気が漂っていた。

守りたい景色。
-松岡さんはもともと実家を継ぐつもりだったんですか?
実は、実家の農業を継ぎたくないな、と思って家を出て、福岡で美容師になったんです。
美容師も楽しくて、やりがいもあったんですが、実家に帰ってきた時に、「ここがいつかなくなってしまうのか〜」とふと思ったんですよね。
そう考えたら、寂しいな、と思って、3年前に帰ってくることを決意しました。
ちなみに帰ってきても父は、特に何も言わなかったですね。笑

経験が力に
-美容師から農家って結構興味深いですね。はさみを使うのは同じですけど、美容師の経験が活きてたりしますか?
経験は活きてると思います。美容師も完成をイメージしながらハサミを入れるんですが、今摘粒をしている時も、完成をイメージしながら、ハサミを入れてます。
と言っても、自分がどれを切ったのか覚えてないので、イメージ通りにいったかどうか確認できてないんですけど。笑
-松岡さんは、枝の根元まで綺麗に切ってて几帳面ですね-
なんか気になっちゃうんで、僕は枝の部分は全部綺麗に落としちゃいます。
肌触りは気持ち良くなるし、袋がけの時に枝に引っかかると隙間ができてそこから水が入ったりするんで、これ大事なんですよ。

時間をかけて、丁寧に。
ぶどうの樹は3年目から実をつけて、出荷するのは、5年目くらいからです。ちなみに、樹は10年くらいで植え替えをしていきます。
なので、ずれを作って植え替えてます。ハウスの中にも3年目の樹もあれば、5年目のものなど様々です。
植え替えのタイミングで、次はこんなの植えてみようかな、と新しいものを植えてみたりしてるんですが、気づいたら13種類のぶどうを育ててます。
シャインマスカットの次に来る品種があるかも、って思って色々チャレンジですね。笑

新たな挑戦。次に向けて、未来に向けて。
最近は土づくりに力を入れてます。今度また新しいものを入れて、土壌を柔らかくして、根を張りやすくなるような土壌改良をしていこうかなと思ってます。
その時にもぜひ取材に来てください!
松岡葡萄園


